<施策・機関の概要の概要>

みなさんが住む地域の身近な公的な相談者として、民生・児童委員がいます。民生・児童委員は、あなたと同じ地域に住む社会福祉のボランティアでもあり専門家でもあります。

民生委員と児童委員は、同じ方が兼務しています。また、一部の児童委員は、児童に関することを専門に行う主任児童委員の指名を受けています。

地域に根付いていることで、子どもたちや子どもを育てている家庭、さらには妊産婦を決め細かく支えることができます。

なお、相談はすべて無料です。

 <Q&A>

Q1 どんな活動を通して、子どもたちや家族を支えているのですか。

福祉の専門家として、相手の立場にたって個別の相談に応じています。また、さまざまな福祉の制度などについて情報を提供したり、場合によっては市役所・町村役場の児童福祉担当係、児童相談所などに連絡したりして、地域に住んでいらっしゃる保護者や子どもたちが抱えるさまざまな問題を解決するように活動しています。

その他、地域の子どもたちや子育て中の家族の実態や必要な福祉サービスについて把握し、関係機関などに地域の代表者として意見を伝えます。

 

Q2 どのように選ばれるのですか。

市町村の民生委員推薦会によりその選考が行われ、都道府県知事に推薦されます。推薦会は、市町村議会議員、民生委員・児童委員、社会福祉や教育関係者、行政機関職員などがそのメンバーとなっています。市町村で推薦された人々について、都道府県知事は社会福祉審議会の意見を参考にして、厚生労働大臣に推薦し厚生労働大臣が委嘱します。

 

Q3 児童委員がどこにいるかわかりません。

児童委員の方は、それぞれ担当地域を持っています。みなさんが住んでいる地域の児童委員がどなたかわからない場合は、市役所・町村役場(社会福祉担当部署)にまずはお問い合わせください。

 

 

Q4 相談すると、地域の人にうわさになってしまうのではないですか。

身近な地域での相談者であると、プライバシーのことなどが気になると思います。児童(民生)委員は、その活動を行うにあたって、個人の人格を尊重し、相談者の秘密を守ることが法律によって定められています。また、人種、信条、性別、社会的身分などによる差別的、優先的な取り扱いをしないよう定められています。

 

*作成にあたっては、全国民生委員児童委員連合会および厚生労働省のホームページを参考にしています。

全国民生委員児童委員連合会 http://www2.shakyo.or.jp/zenminjiren/