<施策の概要>

高校に通うには、授業料以外にも、教科書代や教材費、学用品費、修学旅行費など、様々な費用がかかります。高校生等奨学給付金制度は、家庭の経済的な不安を軽減するため、これらの費用を都道府県が支援する制度です。国立や私立の高校に通っていても対象になります。申請しなければもらえませんので、ぜひお住まいの都道府県や通っている学校に問い合わせてみてください。

<Q&A>

Q1 くわしいことは、どうしたらわかりますか?

高校生等奨学給付金制度は、都道府県が実施しています。都道府県ごとに認定の基準や手続き、支給額が異なります。お住まいの都道府県にお問い合わせください。ほかの都道府県の学校に通っている場合でも、申請先は保護者がお住まいの都道府県になります。各都道府県の制度の概要や連絡先は以下のHPから調べることができます。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/detail/1353842.htm

また、お住まいの都道府県と通っている学校の所在地が同じ都道府県の場合、学校の先生や事務職員に問い合わせても、教えてくれるでしょう。

Q2 もらったお金は、後で返さなくてはならないのですか?

貸付金ではありませんので、返す必要はありません。安心して手続きしてください。

Q3 いくらもらえるのですか?

通っている学校や、扶養されている子どもの人数や年齢、生活保護を受給しているかどうかなどの世帯の状況によって異なりますが 、国立や公立の高校に通っている場合は、1年間で32,300円〜129,700円。私立高校では、1年間で38,100円〜138,000円がもらえます。兄弟姉妹の人数などによっても異なります。

Q4 誰でももらえるのですか?

貸付金ではありませんので、返す必要はありません。安心して手続きしてください。

Q5 この制度を利用すると、学校にかかるお金はいらなくなるのですか?

この制度でもらえる金額は、通っている学校や、扶養されている子どもの人数や年齢、生活保護を受給しているかどうかなどの世帯の状況によって決まります 。このため、その決まった金額以上にかかってしまうお金は、家庭で負担しなければなりません。

Q6 どうやって手続きするのですか?

毎年7月頃に申請が必要となります。詳しい手続きは都道府県によって異なりますので、お住まいの都道府県か、通っている学校の先生や事務職員に、早めにお問い合わせください。ただし、通っている学校の所在する都道府県がお住まいの都道府県と異なる場合は、学校ではなく、お住まいの都道府県にお問い合わせください。

Q7 入学後すぐにもらえるのですか?

都道府県によって異なりますが、7月以降に申請し、秋以降に給付されるところが多いようです。このため、給付されるまでに必要となる費用は、まず家庭で負担する必要があります。

※このページは、文部科学省HPをもとに作成しています。
高等学校等奨学給付金リーフレット
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/detail/1348920.htm