<施策・機関の概要>

いろいろな理由で義務教育を修了できなかった人のために、夜間中学校があります。様々な年齢・国籍・経験をもつ人が、その人の学力に応じて小学校や中学校の勉強をしています。 公立夜間中学校は8都府県に31校あります。(※2014年4月時点) 卒業すると昼間の中学校と同じ卒業資格が得られ、高校等に進学したり、国家資格を取ったりする人も少なくありません。 義務教育ですので学費は無料です。また、教材費等については就学援助を利用できる場合もあります。

<Q&A>

Q1 夜間中学校は、どこにありますか。
公立の夜間中学校は、東京都、千葉県、神奈川県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、広島県の8都府県に31校あります。 それ以外には、公立夜間中学校はありませんが、全国に20数カ所の自主夜間中学があり、ボランティアによる勉強会が行われています。

Q2 どんな人が入学できますか。
小学校や中学校を卒業していない方、学齢(15才)を超えている人が入学できます。外国から日本へ来た人は、外国での学校教育の経験が9年未満なら入学できます。 また、文部科学省は、中学校卒業証書をもっているものの、十分中学校の教育を受けられなかった場合は夜間中学校入学を可能とするとの通知を2015年7月に全国の教育委員会に出しました。詳しいことは、教育委員会にお問い合わせください。また、多くの夜間中学校はホーム ページでも調べることができます。

【参考資料】文部科学省「義務教育修了者が中学校夜間学級への再入学を希望した場合の対応に関する考え方について(通知)」
(2015年7月30日)http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shugaku/detail/1361951.htm

Q3 どんな人が勉強していますか。
10歳代後半から80歳代までの日本人(戦争や貧困のため学校へ行けなかった人、元不登校・ひきこもり、障がいのある人など)、仕事や国際結婚で日本に来た外国人やその家族、中国帰国者、在日韓国・朝鮮人、難民など、多様な人が学んでいます。

Q4 どんな勉強をしますか。行事や給食はありますか。
小学校や中学校の各教科の勉強のほか、日本語がわからない人には教科の勉強に進む前に日本語の授業を行う学校もあります。多くの学校で遠足や運動会、修学旅行などの行事もあります。また、給食のある学校 もあります。

Q5 何時から何時まで勉強しますか。
多くの学校では、午後5時30分頃から午後9時頃まで勉強します。

Q6 一クラスの生徒数は何人ぐらいですか。
多くの学校では数名から十数名程度のクラスで、その人の学力に応じた授業を行って います。

Q7 何年間勉強しますか。
学校教育法では3年間ですが、その人の学習歴やその他の条件により、3年間より短かったり長かったりする場合もあります。また、学校・地域によっても異なります。

Q8 費用は、どのくらいかかりますか。
義務教育ですので、授業料は無料です。教材費や行事費等の金額は、学校によって違 いますが、就学援助を利用し負担を少なくできる場合もあります。

Q9 どんな資格が取れますか。進路はどうですか。
昼間の中学校と同じ卒業資格が得られます。
卒業後は、定時制高校や昼間部の高校に進学する人も少なくありません。その後、大学へ進学する人もいます。また、職業訓練校に入ったり、調理師等の国家資格を取ったりする人もいます。