<施策・機関の概要>

児童相談所は、18歳未満のお子さんに関するあらゆる相談を受け付けています。外国籍のお子さんの相談も受け付けています。

子育てには、誰でも様々な困難や悩みがともないます。そういう時には、誰かの手助けが必要です。困ったことがあれば遠慮なく児童相談所に相談してください。児童相談所では、お子さんや保護者の方とご一緒に考えて、問題解決への道を探ります。また、市区町村の子育て相談窓口でも、相談を受け付けていますので、相談しやすいところにお電話してみてください。

<Q&A>

Q1 どんな相談を受け付けているのですか。

保護者のかたが病気などで子どもの養育に困っている場合やお子さんの虐待で悩んでいる場合の相談、障がいのあるお子さんが手帳を取得したいときの診断や施設を利用したいときの相談、お子さんの非行に関する相談、お子さんのしつけに関する相談や不登校に関する相談などです。

このようなことを相談してもいいのだろうか、と悩むこともあると思いますが、気軽に相談してください。

Q2 誰が相談に対応してくれるのですか。

児童福祉司や児童心理司が相談に応じています。必要に応じて児童精神科医の診断を受けることもできます。

Q3 どういう方法で支援してくれるのですか。

児童福祉司や児童心理司などがお子さんや保護者の方のお話を聴いて、必要な助言や診断を行うほか、必要に応じて他の機関の紹介などもしています。

また、児童相談所へ通所したり、児童福祉司などが家庭訪問をしたりして援助することもあります。

必要な場合には、お子さんを一時保護して様子を見たり、親子関係が落ち着くようにお話を重ねます。一時保護後に施設入所または里親委託が必要なお子さんには、そのための手続きを行います。なお、一時保護には費用がかからず、施設入所や里親委託の場合には、年収に応じた保護者の利用料負担が生じる場合があります。

Q4 児童相談所はどこにありますか。

児童相談所は都道府県、政令指定都市、児童相談所設置市(横須賀市、金沢市)が設置しており、それぞれの児童相談所に管轄地域があります。お住まいの市区町村の便利帳などに掲載されていますのでご覧ください。また、都道府県、政令指定都市、横須賀市、金沢市のホームページにも掲載されています。

Q5 相談時間はいつですか。

相談時間は、おおむね平日の9時ころから17時ころまでです。自治体によって異なります。

Q6 相談すると、すぐに子どもを保護されてしまうのではないですか。

お子さんの一時保護については、保護者の方とよく相談して行います。ただ、虐待のためにお子さんに危険がある場合には、児童相談所の判断で一時保護することがあります。その場合も、一時保護した後で保護者の方とよく話し合いをして、原因を考え、改善方法を相談していきます。